株式会社クレハ

従業員数
4,293人(2021年3月31日現在 連結)
業種
メーカー(化学)

1944年に呉羽化学工業株式会社として創立。高機能材、医薬品、農薬、工業薬品、食品包装材などさまざまな製品を製造・販売する技術開発型のメーカー。1960年には日本で最初の家庭用ラップ「クレラップ」の販売を開始。1989年に発売した「NEWクレラップ」は、いまや日本の家庭に欠かせない家庭用品として広く定着している。2005年に株式会社クレハに社名変更。福島県いわき市に主力工場を置き、さまざまな産業のニーズに応える価値あるモノづくりに取り組み、社会の発展に貢献することを目指している。

課題

・毎年、情報系の新卒技術者採用に苦戦
・研究熱心な理系学生を採用したいが、待っていてもターゲット学生が来ない
・優秀な学生は採用活動が早い他社に流れてしまう

導入の決め手

・研究内容がしっかり書かれたプロフィール
・通常の母集団形成では集められないターゲット学生に、ピンポイントでアプローチできる

効果

・ターゲット学生、特に情報系の学生をスカウト時点で絞り込み、効率的にアプローチできた
・LabBaseのスカウトから内定6名、内定承諾3名

家庭用ラップ「NEWクレラップ」でおなじみのクレハは、自社開発にこだわり、さまざまな研究開発を重ねてきた化学・素材メーカーです。「どこにも無ければ、創ればいい」 「ナケレバ、ツクレバ。」の精神をもつ同社は、化学系理系学生の就職先として高い人気を誇っています。毎年、理系の新卒採用は20名程度。一見順調に思えますが、情報系や機電系、化学工学系の学生の採用には毎年苦戦されていたそうです。主に情報系の優秀な学生と出会うために、22年卒採用時に導入したLabBaseについて、採用リーダーの岩間様は「LabBaseに登録する学生さんは、熱心に研究に取り組まれており、当社のニーズにぴったりでした」とおっしゃいます。スカウトメールを送る段階でターゲット学生を絞り込み、導入初年度に、内定承諾3名を獲得したという同社。学生の心に響くスカウト文の工夫やLabBaseの活用法、選考過程に社員を巻き込むというクレハならではの手法について、じっくりと伺いました。

優秀な情報系学生を獲得するには、理系に特化した採用手法が必要に

―― LabBaseを導入する以前は、どのような課題がありましたか?

いまはどこの会社もDX(デジタルトランスフォーメーション)人材の採用を強化しています。当社もデジタル化推進プロジェクトを立ち上げ、新卒採用でも力を入れているのですが、当社で活躍できそうな学生さんには、なかなか採用試験を受けてもらえない状況が続いていました。待っていても出会えない層、特に情報系の新卒採用では毎年苦戦していました。

―― クレハ様が採用したい情報系の学生とは、どのような学生なのでしょうか?

完全な情報系というよりは、情報系をやりつつ、計算機化学もやっており、モノづくりに興味があるような学生さんです。学生時代に学んだ情報系の知見を活かして、より高いレベルの「技術立社」を共に目指せる優秀な研究者・技術者を採用したいと思っています。具体的には、クレハにしか作れない素材や化学製品で、人々の暮らしを幸せにしたいといった考え方ができる素地のある方です。いつか社会に貢献できるように、いまは研究活動に熱心に取り組んでいる、そんな学生さんに来てほしいと思っています。ただ、なかなか思うような結果が出せずにいました。

―― 研究活動や取り組み方が、採用のポイントになるということでしょうか?

重要なポイントです。技術系の新卒採用で当社が一番重視しているのは、最終面接の前の技術面接(二次面接)です。学生さんの研究分野と同じ分野の研究をしている技術系社員に面接官として参加してもらい、研究について深く突っ込んだ質問をしてもらっています。面接官もその道の専門家ですから、研究に主体的に取り組んでいるかや深く考えて研究しているかは少し話せば分かります。

そこで何を見るかというと、苦労はしたけれども、自分で解決の手立てを考えて、いろいろ試してみた結果、なんとか解決策を見出したといった経験があるかどうかです。当社に来ていただきたい方は、もがきながらも、自分で考えて主体的に実行できる方であり、実際そういう方に内定を出しています。スカウト後の人事部面談で「研究をしっかりやっているな」と感じた方には、1dayインターンシップへの参加案内を行うなど、次のステップに進んでいただきました。

導入の決め手は、ターゲット学生に効率的に出会えるツールと確信したから

―― LabBase導入の決め手はなんだったのでしょうか?

導入を決めた一番の理由は、LabBaseに登録している学生さんは、当社がターゲットとする「主体的に、熱心に研究に取り組む学生」というイメージにぴったりな方が非常に多かったことです。実は、LabBaseを利用する以前から、別のスカウト型のサービス業者も使っていたのですが、そういうタイプの学生さんにはなかなか出会うことができませんでした。なぜ他のサービスでは我々が求めるタイプの学生さんに出会えないのかは、私自身もよく分からないのですが 。その一方で、研究内容を非常に詳しく書いている…LabBaseのデータベースを見た瞬間に、「当社にマッチしそうだ」と直感しました。

―― 逆に、導入を検討する際にネックになったことはありましたか?

正直に申しますと、費用感がネックで一度は導入を見送りました。しかし、いまは新卒採用全般がスカウト型の流れになっていますし、広く募集をかけて学生からの応募を待つマ ス採用だけで情報系や機電系の学生を採用するのは、非効率的だと感じていたこともあって、理系に特化した新しい採用手法を試してみようと思いました。

そんな時に、以前熱心に説明してくださったPOLの社員の方と約3年ぶりに再会して、運命的なものを感じたんですよね(笑)。

データベースをひと目見て質の違いを実感

―― データベースをご覧になってどのような印象を持たれましたか?

ほとんどの学生さんが研究内容をしっかり書いておられますし、質という意味でもレベルの高い方が多いと思いました。実際にLabBaseを介してお会いした学生さんのレベルが非常に高かったので、当社が求めるレベルにマッチした方を効率的に採用できるツールだと確信しました。

―― 特に重点的にご覧になる部分はありますか?

研究内容というよりは、その方の研究に臨む姿勢を見ています。研究活動に対して主体的に行動しているか、周りを巻き込めるコミュニケーション力や行動力があるか、困難に直面した時にどうやって解決策を見出して、解決に向けて実行したのか、といったことをしっかり書いている方には、ぜひお会いしたいと思います。また、論理的に文章を書いているかどうかも必ずチェックするポイントの一つです。データベースに書かれた文章は、研究者としての資質を見極める材料としても使っています。

―― 他社のサービスと比較して、LabBaseの良い所はどこでしょうか?

当社は、学生時代にどのような姿勢で研究に取り組んできたかを非常に重視していますから、研究内容について詳しい情報が載っているLabBaseとは、とても相性がいいのです。 データベースを見ただけで、効率的にターゲット学生を絞りやすい点は大きな利点です。他社のサービスでは、ここまで詳しく研究内容を書いている学生はあまりいませんでしたし、研究とは関係のない活動をアピールしている方が多かったので、LabBaseとの相性の良さをより強く感じたのかもしれません。

導入初年度に3名が内定承諾 予想以上の成果に満足

―― LabBaseを導入してみて、どのような効果がありましたか?

導入初年度の目標は、これまで採用に苦戦していた情報系の優秀な学生さんを2~3人、早い段階で確保することでした。21卒採用では情報系のターゲット学生を探すタイミングが遅れ、採用選考活動が非常に長引いた反省から、22卒では前年より約3週早く面接を設定するなど、早め早めを心がけて動き出しました。LabBaseを使って対象者となる学生さんを厳選してスカウトメールを送り、当社での活躍が見込める人材を早い段階で確保できたため、前年より約1カ月も早く採用活動を完了することができました。LabBaseを導入したことで、課題だった情報系の学生2名、獣医学1名を獲得することができたので、初年度としては大成功だったと思います。

―― スカウトメールを送る時点で、かなりターゲットを絞っているのですか?

LabBaseを実際に動かすのは私ともう1名の2名だけですので、業務の効率化という意味でも、スカウトメールはかなり厳選してお送りしました。具体的には45通のスカウトを送り、承諾してくださったのが37名。正式にエントリーしてくださった15名のうち、6名に内定を出し、3名から内定承諾を得ました。就職情報サイトなどを使った学生からの応募を待つマス採用では、理系で約2000人がエントリーしても、情報系はわずか約5人。最終面接まで進む方が1人いるかいないかで、結局内定承諾に至らないケースが多かっただけに、非常に満足のいく結果でした。

―― 22卒採用で、他にも上手くいった点はありましたか?

LabBaseは情報系や機電系など、これまで新卒採用で採りにくかった分野の学生さんの採用を主目的に、初年度は活用していました。今年はそういった分野の優秀な学生さんを確保できたことに加えて、獣医を採用できたことも大きな成果でした。医薬品や農薬も扱う当社は、動物実験も社内で実施している関係上、若手の獣医師の確保が大きな課題だったので、LabBase経由で採用できて本当にラッキーでした。

頑張りを認め、一人ひとりに刺さる言葉を文面に込める

―― スカウトを送る際に、工夫しておられることを教えてください。

まずは学生さんのプロフィールをしっかり読み込みます。そこに書かれている内容は、学生さんが特にアピールしたいことだと思いますし、採用担当者に見てほしい、認めてほしい、関心をもってもらいたい部分だと思うのです。そういった部分にフォーカスして、その方の頑張りや取り組みを認める、つまり心に刺さるオリジナルの文章を考えて、スカウトするようにしています。誰にでも同じようなスカウト文を送るのではなく、クレハは一人ひとりをしっかり見ている会社であることを伝えることが大事だと思うので、手間はかかってもこの作業を重視して時間をかけます。もしかしたら、こういった工夫も、学生さんからの承諾率が高い理由の一つなのかもしれませんね。

―― LabBaseで出会った学生さんで、印象に残っている方はいらっしゃいますか?

学生さんに「なぜオファーを受けてくれたのですか?」と聞いてみたところ、「人事部からのスカウトメールやフィードバックが丁寧で、社員一人ひとりをしっかり見てくれる会社だと感じた」「他社は誰にでも同じようなメッセージを送っているような印象だったから、受けなかった」というお声をたくさんいただきました。「スカウトメールを受け取るまで、クレハには興味がなかったけれども、丁寧なメールをもらい、スカウトを受けてみようと思った」という嬉しいお声もありました。我々の想いが学生さんにちゃんと伝わっていると思うと、工数はかかっても丁寧な対応を心がけてよかったと思いました。

リーダー候補の採用をめざし、全社一丸となって取り組みたい

―― クレハさんの今後の採用活動についてお聞かせください。

先ほどもお話したように、理系学生の技術面接では、同じ分野の技術系社員に面接官になってもらい、突っ込んだ質問をしてもらっています。このように、当社では毎年、社員の約1割にあたる約150名がなんらかの形で採用に協力してくれています。当社の社風もあるのですが、人事部から採用の仕事の協力を社員にお願いする際は、優秀な人材(特に技術系)を採用することがいかに難しいか、採用市場や背景も含めて丁寧に説明して協力を得ています。優秀な人材を採用できれば、社員のみなさんにとっても、会社の将来にとっても大きなメリットがあることをしっかり説明すれば、ほぼすべての方が快く協力してくれます。これからも多くの自社の社員を巻き込み、全社一丸となった採用活動を展開していきたいと思います。

―― クレハさんとしては、どのような学生と出会いたいですか?

将来のリーダーになってくれる人、技術や研究全体を引っ張っていってくれる人、そして将来のクレハを支えるような製品を作れる方と出会いたいですね。今後もLabBaseを活用しながら、会社の将来を担ってくれるような人材を採用できたらと思います。

―― 最後に、今後のLabBaseに期待することを教えてください。

AIや機械学習の機能が充実して、より当社にマッチするような人材にアプローチしやすくなるといいですね。(笑)

 

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