スカウトを送りたくなる学生数の多さが最大の魅力です。

ヤフー株式会社

従業員数
6,993人(2020年3月31日現在)
業種
情報・通信業

1996年4月に国内初の商用検索サイトYahoo! JAPANを開始して以降、eコマース、検索、ニュースなど100以上のサービスを提供している日本最大級のインターネットサービスプロバイダ―。2018年10月からはソフトバンク(株)と連携して、スマートフォン決済サービス「PayPay」の提供を開始。「日本のキャッシュレス化」を牽引するための中心的な役割を担っている。インターネットの可能性を解き放ち、人々の生活における利便性を格段に高めることを目指す。

課題

・ヤフーが求める人物像に合致するエンジニアの獲得

導入の決め手

・レベルの高い理系学生の登録者数の多さ

効果

・求める人材要件にマッチした理系学生の採用に成功
・採用活動の効率UP

日本最大級のポータルサイトを運営するヤフー株式会社。認知度が高い人気企業だけに、採用活動では苦戦知らずなのではないかと思われますが、そんなトップ企業のヤフー株式会社がなぜLabBase就職を導入したのか。コーポレートPD本部採用部アクイジションチームのマネージャーとして、新卒・中途採用の母集団形成およびクロージング業務を担当する福島様にお話を伺いました。

レベルの高い理系学生の登録者数がLabBase就職の魅力

―― LabBase就職を導入されることとなったきっかけを教えてください。

LabBase就職導入以前は、不特定多数の学生に対してPRをしてエントリーを待つといういわゆるPull型の手法を中心に採用活動を行っていました。その結果として、毎年数多くのエントリーは頂けるものの、ヤフーが求める人物像ではない方も多く応募頂く結果となってしまい、これは我々にとっても学生の皆さんにとっても不健全だという課題感がありました。

その矢先に、LabBase就職が理系学生にフォーカスをしたデータベースを展開し始めたと伺い、こちらの採用活動の方針とも合致するのではないかということで、2017年の秋に導入を開始しました。

ただ、導入初期はLabBase就職が立ち上げ直後ということもあり上手く活用できず、弊社としてもDB活用に多くのリソースを割けておりませんでした。

そんな中、導入から約2年経過した21年卒の採用活動において、より求める人物像に合う方へアプローチする為の追加施策として、再度LabBase就職を利用することになりました。再契約をしてからのLabBase就職は、以前弊社がフィードバックした点も改良してくださっていて、UIも使いやすく進化している印象を受けました。

―― LabBase就職を再導入してからの効果はいかがでしょうか?

21年卒の採用に関しては、時間はかかったものの内定承諾の人数は当初の計画を達成できました。一方で、LabBase就職をはじめとするダイレクトリクルーティング経由の選考合格率・内定承諾率が低いという課題が残ってしまいました。ダイレクトリクルーティングという性質上、こちらから声をかけて採用活動が始まるので、当社への志望動機が醸成されないまま選考が進んでいったことが要因ではないかと考えました。

その点を反省して臨んだ22年卒の採用では、スカウトを送付した学生をいきなり選考へと案内するのではなく、その前に面談やイベントを挟むことで、当社への志望度を上げて貰えるような仕掛けをしました。その結果、数・質ともに想定通りの母集団が形成でき、本選考までのフォローも成功。結果、22年卒の採用はLabBase就職経由で前年比約3倍の内定承諾に繋がりました。

―― 高い合格率となった要因についてはどのようにお考えですか?

インターン前の夏時期からスカウトをたくさん送ることができ、また、インターンの参加不参加にかかわらず、さまざまなイベントを通じて、秋冬の本選考まで学生の皆さんと接点を作り続けていけたことが合格率の高さに表れたのだと分析しています。

具体的には、6・7月にインターンの案内を送ってプレエントリーを促し、秋・冬に面談やイベントを案内、年明けにはダイレクトに本選考の案内を送りました。早期の母集団形成が大きなポイントになっていることが改めてわかりましたし、LabBase就職のデータベースをフルで使うことによっていい結果が残せたのだと思います。

また、採用活動は昨年から、インターン・本選考・懇親会までフルオンラインで実施していますが、夏のインターンに関しては、現場のメンターが受け入れた学生のフォローを例年以上に丁寧に実施してくれたことも影響して、オフラインインターンよりもオンラインインターンのほうが学生さんからの満足度が高くなるという面白い結果も出ました。

―― LabBase就職のデータベースの質については、どのように感じられましたか?

LabBase就職は私たちが求めているターゲットが多く登録しているデータベースと認識しています。スカウト送付数、選考参加数、内定承諾数いずれも、LabBase就職がダイレクトリクルーティングツールの中でトップクラスの実績となっております。

私たちの採用活動は、「100人採用を予定していたとして、100人のES提出で完結できれば理想である」という発想のもとで行っているので、LabBase就職を利用することで、よりピンポイントにターゲットを絞ることができ、選考効率が格段に上がりました。

マッチングイベントを活用して、優秀な学生との早期接触の機会を創出したい

―― 具体的にはどのような学生さんにスカウトを送っているのでしょうか?

まずは、言語に関係なく、プログラミングの経験がある方がターゲットです。中でも、リファレンスを見なくてもある程度のサービス開発ができたり、チーム開発の経験があったり、開発にまつわるエピソードが濃い、高い技術力を持った人材の採用を目指しています。弊社はWEB企業ですので、ネイティブアプリよりはインターネットブラウザを中心としたWEB開発を得意とする人材がメインターゲットではあるのですが、WEB開発経験者以外にも、ハード系の開発や組み込みの経験があるという方も、素養があると判断すれば採用したいと考えています。

最近はデータサイエンス系の学生さんの採用にも注力し始めました。LabBase就職のデータベースに検索をかける際は、機械学習や自然言語処理といったキーワードや研究室名・学会名、またベーシックな言語プラスWEBエンジニアなど希望職種を掛け合わせるなど、指標となる検索項目のバリエーションをいくつか設けて、ターゲットを絞っています。

―― AIキャリアドラフト(AI系学生とのマッチングイベント)にご参加いただいての手ごたえはいかがでしたか?

AIキャリアドラフトは、参加する学生のターゲッティングがしっかりされている印象を受けました。私たちが求めている学生とのマッチング率も高かったように思います。弊社の採用活動におけるメインチャンネルは、今後ダイレクトリクルーティングになっていくだろうと見込んでいるので、スカウトを活用しつつ、早い時期にAIキャリアドラフトなどのイベントに参加して、よりマッチ度の高い学生との接点を持っていきたいと考えています。コロナ禍となり、学生さんもアウトプットする機会が減っているのかもしれませんが、いろいろな経験を積んでいる、意識の高い学生さんとの出会いを期待したいですね。



この先もレベルの高い理系学生を擁するLabBase就職であってほしい

―― ヤフーさんの今後の採用活動についてお聞かせください。

今よりもさらにワクワクするような環境・世界を作っていくため、「世の中を便利にしていきたい!」「社会に貢献していきたい!」という開拓心を持った人材を求めています。 今年の3月には、弊社を収めるZホールディングスとLINEが経営統合してより大きな組織となりました。学生の皆さんからは「大組織の安定企業」とみられる節もあるのですが、弊社としてはさらに大きな0から1を生み出せるフェーズに入ったと考えています。「世界を変えてやる!」と気炎を揚げるような人たちの参入によって、さらなる発展を目指していきたいですね。

また我々人事としては、「人財開発企業」として働く人にとって最高の成長環境を提供できる会社でありたいとも考えております。

昨今では新型コロナウイルスのまん延を受けて、「どこでもオフィス」というリモートワークの使用回数の上限を撤廃するなど、社員が日本国内どこにいても仕事ができる環境を整えました。そのため、働きやすく、エンジニアとして成長できる、これ以上ない環境を兼ね備えているのではないかと自負しています。

―― 今後LabBase就職にどのようなことを期待されますか?

レベルの高い技術系の学生さんを相手にとがり続けてほしいという期待値はあります。広くあまねく、技術志向以外の方も入ってしまうような母集団形成ではなく、引き続き高い質を保っていただけたらうれしいですね。また、学生の登録者数よりも利用する企業が増えてしまうと、スカウトを送っても返信が来ないということもあるので、そういう媒体にはなってほしくないと思います。レベルの高い理系学生の登録者数が多いところが、LabBase就職の最大のメリットだと感じています。

 

 

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この資料からわかること

  • LabBase就職サービス紹介

    どのようなサービスで、どのような理系学生が利用しているのか

  • 導入事例

    LabBase就職を活用し、採用に関する課題をどのように解決することができるのか

  • 理系学生の就活動向

    専攻別のエントリー数や内定数など、理系学生はどのような動きをしているのか